光通信の創業者で会長の重田康光氏は

光通信の創業者で会長の重田康光氏は、かつて世界の大富豪と肩を並べていた。2000年に業績不振から同社株価が99%暴落する大波乱を経験したが、最近では一部の投資家が同社を見直す動きを見せつつある。

光通信株は年初来24%値上がりし、2000年以来の高値を付けている。TOPIXの上昇率(5%)を大きく上回っている。ブルームバーグの調べによると同社株を担当するアナリスト4人のうち3人が今年になって買いを推奨している。また8月に同社としては最も長い年限となる10年債を起債したところ旺盛な需要が見られ、発行額を当初の100億円から400億円に引き上げた。

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1990年代の同社はソフトバンクと並んで有望企業として市場でもてはやされていたが、携帯電話事業で想定外の赤字を計上して株価が急落、危機に陥った。2000年末の株価は1801円と、前年末の20万7000円から99%落ち込んだ。それから長い道のりを経て、投資家は同社に再び強気になっている。携帯端末だけでなく保険や給水器などさまざまな商品を手掛けるようになり、株式市場は同社の業績が上向き配当が定期的に実施されていることを好感、債券投資家はクーポンが高水準となったことで買いを入れた。

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コムジェスト・アセットマネジメントのポートフォリオ・アドバイザー、リチャード・ケイ氏は「私たちの視点からすると光通信は大変面白い株だ」と話す。株価は割安なうえにビジネスモデルは魅力的で、着実に成長しているという。同社が属するコムジェスト・グローバル・インベスターズ・エス・エー・エス光通信に約1億ドルを投資している。

光通信の17年3月期の連結純利益は390億円と、5前年の78億円から5倍増となった。ケイ氏は、今後5年以内に純利益が500億円を上回るだろうと予想している。株価急落以降、携帯電話販売店舗数を一時的に削減するなどリストラを進めた一方、オフィス向けの自動化機器や保険などの売り上げを伸ばした