29日の東京市場では、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて地政

29日の東京市場では、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて地政学リスクの高まりが意識され投資家がリスク回避姿勢を強めた。いずれも比較的安全な資産とされる円や国債、金が買われ、株式は売られた。金の先物価格は年初来高値を更新し、約1年半ぶりの水準へ上昇。国債価格の上昇で長期金利は約4カ月ぶりに節目の0%に低下した。

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 円相場は、日本時間夜の海外市場で一時1ドル=108円20銭台と約4カ月半ぶりの円高ドル安水準に急伸。日経平均株価も下げ幅が一時169円に達し、取引時間中では約4カ月ぶりの安値となる場面があったが、その後は下げ渋り、終値は前日比87円35銭安の1万9362円55銭だった。

 29日は韓国や香港など他のアジアの株価指数も下落した。欧州主要国の株価指数も値下がりしている。

 東京商品取引所では金先物が上昇し、指標価格の清算値(株価終値に相当)は1グラムあたり4595円を付けて約1年半ぶりの水準となった。実物資産である金は、有事に際して投資資金の逃避先になりやすい。

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 9月9日に北朝鮮建国記念日を控え、北朝鮮リスクが長期化すれば投資家心理の重しとなりかねない。